ハーパーが同点弾&決勝打 ナショナルズサヨナラ勝ち

【カージナルス3-4xナショナルズ(延長10回)】@ナショナルズ・パーク

ナショナルズは2点ビハインドの9回裏にブライス・ハーパーがカージナルスのクローザー、バド・ノリスから31号同点2ランを放ち、試合は延長戦に突入。10回裏のナショナルズはマーク・レイノルズの二塁打とアダム・イートンのバントヒットで無死一、三塁のチャンスを迎え、一死後にハーパーがレフトへの犠牲フライを放って試合に決着をつけた。ナショナルズ先発のマックス・シャーザーは7回104球3失点で降板したものの、今季15度目の2ケタ奪三振となる11奪三振を記録し、ランディ・ジョンソン(1997~2002年:6年連続)に次いで史上2人目となる5年連続250奪三振を達成。9回からの2イニングを無失点に抑えた4番手のグレッグ・ホランドが今季2勝目(2敗)をマークした。

「ハーパーは打線のなかで最も気をつけなければならない打者の一人であり、彼に対して失投は許されない。彼は重要な場面になればなるほど力を発揮するんだよ」とホランドが語ったように、ハーパーが土壇場で勝負強さを発揮してチームをサヨナラ勝利へ導いた。2点ビハインドの9回裏一死一塁の場面ではカウント3-1から真ん中付近に甘く入った速球を捉えてセンターへの同点弾。10回裏一死一、三塁の場面では低めのスプリッターを外野へ運び、サヨナラの走者をホームへ迎え入れた。31本塁打を放っている一方で打率.246となかなか本来の力を発揮できないでいるハーパーだが、大舞台を恐れない勝負強さは今季も健在だ。

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