9月1日開催のVLN6に今回も多数の注目エントリー。シュニッツァー、マンタイも

 9月1日に、ドイツのニュルブルクリンクで開催されたVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第6戦『RCM DMVグレンツランド・レンネン』に、今回も多くの注目のエントリーが集まった。

 ニュルブルクリンクを舞台にシリーズ戦として開催されているVLNには、ニュルブルクリンク24時間を見据えた参戦やテスト参戦等があるが、今回も多くのエントリーがみられた。GT3カーで争われるSP9クラスには、ひさびさに名門シュニッツァーがアウグスト・ファーフスを擁しBMW M6 GT3で参戦した。

 また、VLN第5戦と同様に、マンタイ・レーシングが2018年モデルの新型ポルシェ911 GT3 RをSP-Xクラスに投入している。フレデリック・マコウィッキとローレンス・ファントールのふたりがドライブしたが、12周でDNFという結果となった。

 前回から2回連続の参戦となったのは、ニッサン/ニスモの日本人ドライバーたち。松田次生/高星明誠/藤井誠暢という3人がV4クラスのBMW 325i、そしてV5クラスのポルシェ・ケイマンにダブルエントリーした。3人はケイマンを駆り、総合64位でフィニッシュしている。ニュルブルクリンク24時間レースへの参戦には、ノルドシュライフェのライセンス取得が必要になるが、前回に続きの参戦はこれを目的にしてのいるのではないかと考えられている。

 また今回は、GR 86/BRZ Raceやポルシェカレラカップに参戦した実績がある塚本奈々美がリング・レーシングの282号車トヨタGT86で参戦した。レースはきっちりと走りきり、87位でフィニッシュしている。レースはクラウス・バヒャラー/マルティン・ラギンガー組BMW M6 GT3が優勝。ステフ・デュッセルドルフ/アレキサンドレ・インペラトーリ組ポルシェ911 GT3 Rが続き、ファルケン・モータースポーツがワン・ツーを飾っている。

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