一瀬氏と藤川氏 現新対決 12年ぶり選挙戦 波佐見町長選告示 9日投開票

 任期満了に伴う東彼波佐見町長選と欠員に伴う同町議補選(被選挙数1)が4日、告示された。町長選には、6選を目指す現職の一瀬政太氏(74)=無所属=と、新人で前町議会副議長の藤川法男氏(60)=無所属=が立候補し、12年ぶりの選挙戦となった。町議補選には無所属新人2人が届け出た。
 一瀬候補は宿郷の選挙事務所前で出陣式。「町の知名度は九州でも随一になった」と5期20年の成果を強調し、地場産業振興と交流人口拡大、教育福祉の充実に全力を尽くすと訴えた。
 藤川候補は折敷瀬郷の選挙事務所前で第一声を上げ、「誰も意見を言えない町になっている」と現職の多選を批判。窯業だけでなく、農業政策にも力を入れる姿勢を打ち出した。
 町長選、町議補選は、いずれも9日午前7時から午後6時まで町内6カ所で投票が行われ、同7時から町総合文化会館で即日開票される。
 有権者数は1万2389人(男5774、女6615)=3日現在、町選管調べ=。

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