ストーリーが3本塁打の大暴れ 505フィートの特大弾も

【ジャイアンツ3-5ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

ナ・リーグ西部地区の首位に立つロッキーズは、トレバー・ストーリーが4回裏の30号同点ソロ、6回裏の31号勝ち越しソロを含む3本塁打を放つ大活躍を見せ、5対3でジャイアンツに勝利。本拠地でのジャイアンツ3連戦をスイープして連勝を5に伸ばし、メッツに敗れた2位ドジャースとのゲーム差を1.5に広げた。ロッキーズは先発のアントニオ・センザテラが苦しみながらも5回3失点と試合を作り、1回1/3を無失点に抑えた2番手のハリソン・マスグローブが今季2勝目(3敗)をマーク。ジャイアンツは先発のアンドリュー・スアレスがストーリーに3本塁打を浴び、6回5失点で今季10敗目(6勝)を喫した。

ストーリーがロッキーズの遊撃手としては史上初、また、ロッキーズの選手としては史上2番目の若さで1試合3本塁打の快挙を成し遂げた。1回裏に飛び出した29号勝ち越しソロは打ったあとにバランスを崩し、グラウンドに倒れこみながらの一発。この試合2本目となる30号同点ソロは、Statcastの導入以降最長飛距離となる505フィート(約153.9メートル)の特大弾となった(従来の記録はジャンカルロ・スタントンによる504フィート)。3対3で迎えた6回裏には31号勝ち越しソロを放ち、この一打が決勝点に。ロッキーズの遊撃手がシーズン30本塁打をクリアするのは2009年に32本塁打、2011年に30本塁打を放ったトロイ・トゥロウィツキーに続いて史上2人目であり、遊撃手によるシーズン本塁打記録の更新も目前となっている。

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