『L'Equipe』は10日、「昨季サンテティエンヌに所属していた19歳のDFウィリアン・ゴミスが射殺された」と報じた。
ウィリアン・ゴミスはサンテティエンヌのアカデミーで育成された選手で、昨季はリザーブで活躍し、チームのナショナル2リーグ昇格に貢献したディフェンダーだ。一時はキャプテンも務めており、人格的にも高い評価を受けていたという。
サンテティエンヌは彼をチームに残そうとしていたものの、彼の兄弟がギャングに殺されたこともあってか、連絡が取れない状況にあったとのこと。
彼は日曜日の夜、故郷であるラ・セーヌ=シュル=メールで射殺された状態で発見されたという。
ゴミスは14歳の東欧出身の少年とともに車に乗っていたが、漆黒の服に身を包んだギャングが彼らを襲撃した。
現場には24個のAK-47(カラシニコフ自動小銃)のカートリッジ(弾倉)が発見されており、ゴミスは即死、14歳の少年も病院に運ばれたのちに死亡が確認された。
おそらく薬物に関連するギャングの襲撃であったとのことで、ゴミスの家族はそのターゲットになっていたとも伝えられている。
同じサンテティエンヌ出身で同じ姓を持つバフェタンビ・ゴミス(アル・ヒラル)も、後輩の早すぎる死を悲しんだ。