エアコン設置「最短で2020年度」 大村市長が見解

 長崎県大村市の園田裕史市長は11日、大村市立小学校15校の全普通教室へのエアコンを設置について「最短で2020年度になる」との見解を示した。大村市議会一般質問で神近寛議員(公明)に答えた。

 エアコン設置を巡っては、大村市教委が今年2月、大村市内の大村市立中学校全6校の普通教室に設置する方針を発表。工事費は2億8900万円で、来年度からの供用開始を目指している。小学校の設置費は概算で6億8千万円、維持費約2100万円と試算した上で「検討中」としていた。

 園田市長は「中学校は既に来年度設置に向けて動いている。小学校についても他市町よりも協議を進めている」と強調。遠藤雅己教育長は「アセットマネジメントにおける校舎建て替えなどの問題を整理し、できるだけ早い供用開始を目指したい」と述べた。

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