ウーレイナ好投で6勝目 メッツはデグロムの好投実らず

【マーリンズ5-3メッツ】@シティ・フィールド

ホゼ・ウーレイナ(マーリンズ)とジェイコブ・デグロム(メッツ)の両先発で始まった一戦は、ウーレイナが7回途中1失点、デグロムが7回2失点と好投し、緊迫した投手戦に。マーリンズは8回表にJTリドルの9号ソロ、9回表にブライアン・アンダーソンのタイムリー三塁打とデレク・ディートリックのタイムリー二塁打でリードを広げ、メッツの反撃を1点に抑えて5対3で勝利した。ウーレイナは今季6勝目(12敗)をマーク。一方のデグロムはまたしても打線の援護に恵まれず、今季9敗目(8勝)で防御率1点台(1.71)ながら黒星先行となった。

メッツ先発のデグロムは4回表にルイス・ブリンソンに先制の2点タイムリー二塁打を浴びたものの、マーリンズ打線に許した得点はこの2点だけ。7回106球を投げて被安打3、奪三振9、与四球2、失点2という好投を披露したが、打線の援護がなく敗戦投手となった。なお、デグロムは26先発連続で3失点以下となり、キング・コール(カブス)が1910年にマークした25先発連続3失点以下のメジャー記録を更新。8勝9敗と黒星が先行してしまったにもかかわらず、今季の防御率は依然として1点台をキープしている。抜群の投球内容が評価され、サイ・ヤング賞の最有力候補に挙げられているデグロム。「10勝未満&黒星先行の先発投手がサイ・ヤング賞を受賞」という前代未聞の出来事は本当に起こってしまうのだろうか。

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