12回表アンダーソンが決勝2ラン Wソックス延長戦制す

【ホワイトソックス4-2ロイヤルズ(延長12回)】@カウフマン・スタジアム

ホワイトソックス対ロイヤルズの3連戦の最終戦は、ホワイトソックスが4回表にホゼ・ロンドンの5号2ランで逆転したものの、5回裏にロイヤルズがアダルベルト・モンデシーのタイムリーで同点とし、2対2のまま延長戦に突入。ロイヤルズが11回裏一死二、三塁のチャンスで無得点に終わると、直後の12回表にホワイトソックスはティム・アンダーソンが19号2ランを放ち、これが決勝点となった。勝利したホワイトソックスは敵地でのロイヤルズ3連戦の被スイープを回避。一方、敗れたロイヤルズはリリーフ陣が好投を続けていたものの、6番手のバーチ・スミスが痛恨の一発を被弾し、今季5敗目(1勝)を喫した。

ホワイトソックスはアンダーソンの決勝弾で延長戦を制し、連敗を7でストップした。先発して6回2失点の好投を見せたカルロス・ロドンは、試合を終わらせたアンダーソンの好守に言及し、「あの最後のプレイはどうだった?強肩を生かした素晴らしいプレイだった。あいつは何でもできるんだ。何か特別なことが起きる可能性があるから、彼の打席や守備から目を離せないんだよ」と絶賛。アンダーソンは「足の速い打者(=ウィット・メリーフィールド)だったから、あのプレイで試合を終わらせるには素早い動きが必要だったんだ」と自身の好守を振り返った。19号本塁打を放ったアンダーソンは、今季すでに26盗塁を決めており、「20-20」に王手。まだまだ粗さは残るものの、再建中のホワイトソックスで将来の主力選手は着実に成長を遂げている。

© MLB Advanced Media, LP.