開幕から4連敗。ジャック・ウィルシャー、フェリペ・アンデルソン、アンドリー・ヤルモレンコら実力者を次々と獲得したウェストハムがここまで苦戦すると誰が予想しただろうか。しかも指揮を執っているのはマンチェスター・シティを率いてプレミア制覇も果たした経験を持つマヌエル・ペジェグリーニ。陣容は万端なはずだった。
しかし始まってみると無残に4連敗。昇格組のウォルバーハンプトンにまでやられてしまったのだからサポーターも落胆していることだろう。しかもここからウェストハムはエヴァートン、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドと厄介な相手との対戦が控えている。今季リーグ戦初勝利は10月まで待たなければならないのかとの不安もよぎる。
ただし指揮官ペジェグリーニは自信を捨てていない。英『Daily Mirror』によると、ペジェグリーニは長い監督キャリアでこうした難しいシチュエーションは何度も経験してきたと語り、ここから浮上していけると信じているのだ。
「自分のメソッドを疑うか？いいや。私は常に自分のやっていることを信じている。だって35年間これでやってきたのだから。この仕事をするうえで悪い結果が出たことも初めてではないし、全てのクラブにはシーズン中に悪い結果が出る時期がある。今回の我々は良いスタートではなく、悪いスタートだ。だが、我々は逆転できると自信を持っている」
エヴァートン、チェルシー、マンUにも敗れて開幕7連敗となってしまうのは最悪だが、この難敵から初勝利をもぎ取ることができれば空気は変わるはず。ペジェグリーニは自信を持っているようだが、9月中に初勝利を掴めるか。
