【MLB】元Gマイコラスを筆頭に口ヒゲ3人衆が大活躍! カ軍投手陣に口ヒゲ流行の兆し

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

ガント、ポンセデレオンも口ヒゲ生やして好成績

 メジャー復帰1年目で素晴らしい活躍を披露している元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手。長髪とヒゲが禁止されている巨人時代は、すっきりさっぱりクリーンカットが板に付いていた右腕だが、今季は70年代の俳優を思わせる口ヒゲがトレードマークとなっている。そのマイコラスに倣い、カージナルス投手陣には徐々に口ヒゲの波が押し寄せているという。地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」電子版が伝えている。

 今季はここまで29試合に先発し、15勝4敗、防御率2.99の好成績を収めているマイコラス。新天地カージナルスでは口ヒゲを生やし始め、トレードマークになっている。途中、すべて剃り落とした時もあったが、地元セントルイスのファンの間では「マイコラス=口ヒゲ」で認識されている。マイク・マダックス投手コーチも口ヒゲがお馴染みだが、選手ではシーズンを通じて唯一だった。だが、ここへきて“口ヒゲ仲間”が増えているという。

 現在カージナルスの先発ローテ5人のうちマイコラス、ガント、ポンセデレオンの3人が口ヒゲを持つ。記事によれば、当初は救援だった新人ポンセデレオンはマイコラスに口ヒゲを進められながらも「ブルペンで唯一の口ヒゲになるのは嫌だ。もし先発に回ることがあったら生やす」と拒否。結局、先発を務めることになり、約束を守るために自慢の顎ヒゲを剃って、口ヒゲを生やし始めたそうだ。

 マイコラスが好成績を収めていることは言うまでもないが、ガントは8月当初は4.12だった防御率が、口ヒゲを蓄え始めてから3.16まで低下。ポンセデレオンは先発を務めたパイレーツ戦で5回2失点も7奪三振を記録するなど好投しており、口ヒゲがラッキーアイテムになりつつあるようだ。

 記事では、口ヒゲ3人衆が活躍する9月を、ポンセデレオンがマスタッシュ(英語で口ヒゲの意)とセプテンバーにかけて「スタッシュテンバー」と命名したことを紹介。ワイルドカードでのプレーオフ進出も現実味を帯びてきただけに、10月には「スタッシュトーバーを目指しているよ」と意気込んでいるという。

 投手リーダーでもあるアダム・ウェインライトにも勧めているという“口ヒゲ装着”。シーズン最後の追い込みが掛かる中、さらにカージナルスに口ヒゲ選手が増えていくかもしれない。(Full-Count編集部)

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