不二越はこのほど、安全柵なしで人との作業が可能な小型協働ロボット「CZ10」を発売した。設置スペースが小さいため、作業者が密集する食品・医薬品・化粧品分野などの生産ラインで導入を見込んでいる。
「CZ10」は作業者との接触を感知し安全に停止・退避したり、ロボットへの挟み込みを防止するなど国際安全規格を満たしており、柵を設けずに作業者と同じ生産ラインに設置できる。
また、従来のダイレクトティーチングでは難しかった直線動作や、角度を一定に保ったままの動作を可能にする新しいダイレクトティーチング機能を搭載。ロボットの手首と旋回軸を同一線上に配することで、操作経験の有無に関わらず容易に扱えるデザインとなっている。
人手不足の解消や生産性向上のためロボット導入による生産自動化が進む中、「CZ10」の導入により大幅なラインの変更なしに柔軟かつスピーディな自動化が実現できる。
オープン価格で、目標販売台数は年間2400台。