新人左腕・ボルッキが快投 ブルージェイズ完封勝利

【ブルージェイズ5-0オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

ライアン・ボルッキとダニー・ジャンセンの新人バッテリーで試合に臨んだブルージェイズは、2回表に同じく新人のラウディ・テレズのタイムリーで先制し、続くジャンセンが2号2ラン。7回表にケビン・ピラーの14号ソロ、9回表にはアレドミス・ディアスの18号ソロが飛び出し、投げてはボルッキが8回3安打無失点という見事なピッチングを披露してオリオールズに完勝した。敗れたオリオールズは打線が3安打、10三振とほぼ完璧に封じられ、今季15度目の完封負け。シーズン107敗は1988年と並んでボルティモア移転後の球団ワースト記録となった(移転前も含めるとセントルイス・ブラウンズ時代の1939年に喫した111敗がワースト)。

8回無失点の快投で今季4勝目(4敗)をマークしたボルッキは「とにかくストライクを投げることだけを心掛けた」と自身の投球を振り返った。「速球とチェンジアップのコンビネーションが上手く機能したね。スライダーも決め球として有効だったから、相手打線は3つの球種を気にしなければならなかった。ボールを低めに集めてゴロを打たせることができたし、野手も素晴らしい守備で助けてくれた。ゴロが多いのは速球がよく沈んでいる証なんだ」とボルッキ。6月下旬にメジャーデビューを果たしたにも関わらず、15度の先発登板で記録した10度のクオリティ・スタートはマルコ・エストラーダと並んでチーム最多タイの数字であり、今やチームに欠かせない戦力となっている。

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