新人・ジェームスが好投 アストロズ地区優勝マジック7

【マリナーズ0-7アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

アストロズは2度目の先発登板に臨んだ新人右腕ジョシュ・ジェームスが6回途中までマリナーズ打線を無得点に抑える好投を披露。打線は3回裏にジョージ・スプリンガーのタイムリー、マーウィン・ゴンザレスの16号2ランなどで4点を先制してジェームスを援護し、7回裏にはブライアン・マッキャンのタイムリー、8回裏にはタイラー・ホワイトのタイムリー二塁打などでさらにリードを広げた。ジェームスのあとを継いだ4人のリリーバーもマリナーズ打線を無得点に封じ、アストロズは7対0で完勝。ジェームスは記念すべきメジャー初勝利をマークした。

ジェームスの好投によりマリナーズに完勝したアストロズは、地区2位かつワイルドカード2位のアスレチックスがエンゼルスに敗れたため、ポストシーズン出場決定へのマジックナンバーを2、地区優勝へのマジックナンバーを7とし、いよいよ優勝へのカウントダウンが始まった。投手陣の層の厚さを考えるとジェームスがポストシーズンでロースター入りする可能性は低いが、ジェームスは「僕はここにいられるだけで嬉しいんだ。フロントやコーチ陣が決めたことには従うよ」と前向きなコメント。2014年のドラフトで34巡目(全体1006位)という下位指名を受けてプロ入りした男が、シーズン終盤の優勝争いのなかで大きな仕事をやってのけた。

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