MotoGP:中上、アラゴンでリズムを掴むも「タイヤパフォーマンスを存分に引き出せていない」

中上はアラゴンGP初日を好調に進める

 アラゴンGP初日のセッションをいいリズムで走り終えたLCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は、明日の走行に向けてさらなる改善の手応えを掴んでいます。金曜日のコンディションは予想どおり暑い1日になり、中上は総合19番手でしたが、土曜の予選までに大きな前進を果たす強い意気込みを見せています。

 モーターランド・アラゴンは午前の走行から強い日射しが降り注ぎ、厳しい温度条件の一日になりました。それでも中上はFP1からFP2で、ほぼ1秒のタイムアップに成功。先輩ライダーであるチームメイト、カル・クラッチローの走りも参考にしながら、明日は19番手から一気にジャンプアップを目指します。

中上貴晶/LCRホンダ・イデミツ

Takaaki Nakagami – 19th

(1’49.123 – lap 18 of 19)

「今日は午前の走行から温度が上がり、特に午後のFP2はとても暑いコンディションになりました。温度が上昇したことで初日としては路面の状況が良くなり、午後の走行では多くの選手がラップタイムを更新しました」

「僕たちは、リア用のソフトコンパウンドタイヤでまだ少し苦労している部分があり、タイヤパフォーマンスを存分に引き出せていない状態です。ハードタイヤでは順調に作業を進めてラップタイムもフィーリングも安定していますが、予選の一発タイムに関してはまだ改善の余地があります。カルのデータとも比較をしながら、自分はどこでロスしているのか、明日に向けてどこを詰めていけるのかをしっかりと見極めていきます」

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