ヤンキースに痛手 正遊撃手・グレゴリウスの右手首負傷が発覚 

歓喜の裏で今後が心配なニュースが飛び込んできた。ヤンキースの正遊撃手のディディ・グレゴリウスが右手首を負傷していたことが発表され、ポストシーズンでプレーすることができずこのまま今季絶望となる可能性が出てきた。前日の試合でチームはワイルドカードを獲得し世界一への挑戦権を得たばかりだった。

日本時間9月23日に行われたオリオールズ戦でヤンキースは延長戦を制して勝利。その際にサヨナラのホームを踏んだのがグレゴリウスでアーロン・ヒックスの二塁打で一気に生還した際に右手首を痛めたという。その直後はガッツポーズをし、試合後の祝賀会でも痛みを感じることはなかったというが、日付が変わった現在では痛みがあるとのこと。本人は状態をトレーナーに報告したことで負傷が明らかになった。

これを受けて日本時間9月24日の同対戦ではグレゴリウスは欠場し、彼の代わりにアデイニー・エチャバリアが遊撃手として出場したが、チームは3-6で敗れた。グレゴリウスの状態についてアーロン・ブーン監督は「彼がポストシーズンを戦えるかどうかは様子を見なければならない。まだ何とも言えない状態だ。ディディは偉大な選手であり彼が抜けたことがチームに何を意味するかみんなわかっている」とコメントしている。また、前日にサヨナラ打を放ったヒックスは「ディディがケガをしているなんて知らなかったよ。彼はチームにとって必要不可欠な選手なんだ。守備面でも頼りにしている。」と驚いた様子だった。

気になるところは今後はプレーができるどうか。グレゴリウス本人によると現時点では手術する可能性は低いという。ブーン監督が言うように数日間のケガの回復具合を見なければならない。もし、復帰することができれば安心だが、その逆の場合は大きな痛手となる。ワイルドカードを獲得しこれからという時に気がかりな出来事だが、まずはチーム一丸となってレギュラーシーズンを走りきる。

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