『Marca』は24日、「元イタリア代表FWパブロ・オスバルドは、自分はサッカーの世界に馴染めなかったと明かした」と報じた。
かつてローマやインテル、ユヴェントスなどでプレーしたアルゼンチン出身のFWオスバルド。多くのビッグクラブに所属した選手だが、30歳でミュージシャンになると宣言して突然現役を引退した。
彼は自身のキャリアについて以下のように話し、サッカーの世界で自由を失いたくなかったと語った。
パブロ・オスバルド 「サッカーの世界はもはや僕のものではなかったね。クリスティアーノ・ロナウドは家に帰って150回の腕立て伏せをやりたがるが、僕はバーベキューの準備をするほうが好きだね。
僕に家族を助けるチャンスをくれたのがサッカーだ。そして多くのお金を稼がせてくれた。もう再び働かなくてもいい。
旅行をして、様々な場所や人々を知ることが出来た。それは僕の人生を変えたが、自由が失われていった。
僕は自由を諦めることは出来ない。ただ、サッカーのことは好きだし、それを否定することも出来ないよ。
イタリアの代表チームではトレーニングキャンプで喫煙をしていた。ボカ・ジュニオルスではバロス・スケロット監督がそれに驚いていた。そして彼は僕を放出した」
(メッシのようになりたかった?)
「いいや。彼のようなプレーは好きだけど、メッシは自分の人生を持っていないからね。あれは黄金の刑務所で生きているようなものだよ。
彼はどこかに出かけてドリンクを飲むこともできない。おそらく、彼はそれを気にかけてはいないだろうけど、僕はそうじゃないから」
(君のことを理解してくれた監督は?)
「ポチェッティーノは、エスパニョールにいた時に理解してくれたね。ただサウサンプトンでは変わってしまっていたのかもしれないね。
彼は父親のような存在だったが、最高の監督はアントニオ・コンテだ。彼は常に正しかった!それまでに見たことのないようなものがいつも見られたね。
ルイス・エンリケとは緊張関係があった。しかし、それは彼が率直な男で、嘘を吐くような人物ではないからだよ。
監督としては天才だ。グアルディオラのような感じでね。彼とともにいれば、試合で6ゴール決められると感じられる」