レアルはまだ強敵を倒せていない 勝負のマドリード・ダービーへ

セビージャに敗れたレアル photo/Getty Images

順位表ではバルセロナと並んでリーガ・エスパニョーラ首位に立っているレアル・マドリードだが、決して盤石とは言い切れない状態にある。スペイン『MARCA』が気にしているのは、まだ強敵相手に結果を残せていないことだ。

リーグ戦開幕前に行われたアトレティコ・マドリードとのUEFAスーパーカップは延長戦の末に2-4で落としてしまい、リーグ戦がスタートしてからもアスレティック・ビルバオとは1-1の引き分け、そして今節ではセビージャに0-3の完敗を喫している。セビージャには完全に主導権を握られてしまったが、ビルバオ戦でもレアルは相手の高い位置からのプレスにかなり手を焼いていた。このあたりは非常に気になるポイントだ。

チャンピオンズリーグではローマを3-0で撃破したものの、今季のローマはやや混乱状態にある。アリソン・ベッカーやラジャ・ナインゴランら主力の一部が退団し、それを埋めるためにハビエル・パストーレらを獲得したが、まだチームとして完成していない。今のローマ相手の快勝で安心するべきではないだろう。

そして次節レアルはアトレティコとのダービーマッチを戦うことになっている。アトレティコも立ち上がりこそ躓いたが、ここ最近はチャンピオンズリーグも合わせて3連勝中だ。仮にレアルが負ければ順位が入れ替わることになる。果たしてフレン・ロペテギ率いるレアルはリーグタイトルを狙えるチームなのか。それをテストするには最適のダービーと言えそうだ。

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