高齢者見守り連携 平戸市とセブン―イレブンが協定

 長崎県平戸市とセブン-イレブン・ジャパンは3日、高齢者見守りネットワーク活動の推進に向けた連携協定を結んだ。

 同社が平戸市内で展開する4店舗の従業員が、お年寄りの来店時に積極的な声掛けをするほか、店舗周辺で認知症による高齢者の徘徊(はいかい)などがあった場合、平戸市に報告。配食サービス提供時には独居高齢者の安否を確認し、異変があれば警察などに通報する。協定は長崎県内で12自治体目。

 平戸市役所で協定書の交換式があり、黒田成彦市長が「高齢者の孤立を防ぎ、安心して暮らせる社会の実現へ協力を願う」とあいさつ。同社の長野謙一佐世保地区マネジャーは「市との連携を強化し、地域の拠点となる『近くて便利』な店づくりを進めたい」と話した。

協定書を交わした長野佐世保地区マネジャー(左から2人目)=平戸市役所

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