NLDS開幕戦はロッキーズとブリュワーズが激突

ポストシーズンが開幕してはや数日、一発勝負のワイルドカードゲームが終了して次は地区シリーズを控えている。先陣を切るのはナ・リーグでロッキーズはブリュワーズと対戦することになっている。

ロッキーズは前日に行われたカブスとのワイルドカードは延長13回に及ぶ死闘を競り勝ち勢いに乗っている。決勝打を放ったトニー・ウォルターズをはじめ、今季はサイクル安打も記録したチャーリー・ブラックモン、4年連続100打点のノーラン・アレナード、古巣に戻ってきたマット・ホリディなど役者がそろう。その一方で投手陣でレギュラーシーズンでのチーム防御率4.33(ナ・リーグ12位)と下位に沈んでおり不安要素が残る。パド・ブラック監督は大事な初戦の先発にポストシーズン初登板となるアントニオ・センザテラの名前を挙げている。

対するブリュワーズをけん引するのはナ・リーグMVPが有力視されているクリスチャン・イエリッチだ。今季は2度に渡るサイクル安打、自身初の3割30本100打点などチーム躍進の原動力となっている。ブリュワーズはリーグトップの124盗塁と同リーグ2位の218本塁打など長打と足で相手をかき回す。投手陣では先発では今季15勝のジョーリス・チャシーン、ブルペンではジェフリー・ジェフレス、コリー・クネーベル、ジョシュ・ヘイダーといったリーグ2位となるブルペン防御率3.47と安定感を誇っている。

今季の両軍の対戦成績は5勝2敗とブリュワーズが勝ち越している。良いイメージがあるブリュワーズだが、ロッキーズに主力の故障はなく万全な体制で戦えることもあってブラックモンをはじめ、強力打線を抑えていく必要がある。対するロッキーズはセンザテラがどのくらい長いイニングを投げることができるかがカギとなるだろう。注目の初戦は日本時間10月5日、午前6時7分からプレーボールだ。

© MLB Advanced Media, LP.