後半戦開幕 カブスが宿敵・カージナルスに逆転勝利

【カージナルス6-9カブス】@リグリー・フィールド

メジャーリーグは日本時間7月20日に後半戦が開幕。カブスの本拠地リグリー・フィールドでカージナルス対カブスのライバル対決が行われた。マーセル・オズーナのタイムリー、トミー・ファムの14号ソロなどでカージナルスが試合を優位に進めたものの、カブスは2点ビハインドで迎えた5回裏にアンソニー・リゾーのタイムリー二塁打、イアン・ハップの12号2ランなど5安打を集中して5点を奪い、逆転に成功。その後も着実に加点し、9対6で今季31度目の逆転勝利(メジャー最多)を収めた。カージナルスは先発のカルロス・マルティネスが5回6失点(自責点5)でノックアウト。打線もカブス(13安打)を上回る15安打を放ったものの、要所でカブス投手陣に抑えられた。

5回裏に12号2ランを放ったハップは、逆転勝利が多いことについて「間違いなくファンは楽しいと思う。最初から最後までリードして終わる試合はそれほど多くないけど、(逆転できるのは)良いチームである証だよ」とコメント。「得点するための方法はたくさんあるからね」とハップは語ったが、この試合でも長短打に犠牲フライや犠牲バント、相手のエラーも絡めながら、様々な方法で得点を積み重ねてみせた。3安打2打点の活躍を見せたジェイソン・ヘイワードは「打撃も走塁も守備も良い状態だ。投手陣も素晴らしい」とチーム状態の良さを口にする。貯金を今季最多の18とし、本格的に勢いに乗った感のあるカブス。まだ後半戦は始まったばかりだが、このまま地区優勝決定まで突っ走ってもおかしくない雰囲気も漂い始めている。

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