スプリンガーがポストシーズン10本塁打の球団新記録

アストロズのジョージ・スプリンガーはインディアンスとの地区シリーズで打率.429、3本塁打の大活躍を見せ、スイープでのリーグ優勝決定シリーズ進出に大きく貢献。ポストシーズン通算10本塁打は球団新記録となった。

初のポストシーズン出場となった2015年こそ6試合で打率.217、1本塁打と低調なパフォーマンスに終始したスプリンガーだが、昨年のポストシーズンでは地区シリーズで打率.412、1本塁打の好成績をマーク。リーグ優勝決定シリーズでは打率.115、0本塁打と極度の不振に陥ったものの、ワールドシリーズでは4試合連続本塁打を含む打率.379、5本塁打の大活躍でMVPに選出された。

そして今年の地区シリーズでは第1戦で本塁打を放ち、昨年のワールドシリーズから5試合連続の一発。さらにリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた第3戦では2本塁打を放ち、カルロス・ベルトランとホゼ・アルトゥーベに2本差をつけてチームのポストシーズン通算本塁打ランキングで単独トップに躍り出た。また、スプリンガーはポストシーズンの直近9試合で8本塁打を放っているが、これはレジー・ジャクソン、ジム・トーメイ、ベルトランと並ぶ記録である。

8月中旬に故障者リストから復帰したスプリンガーはその後、シーズン閉幕までに3本しか本塁打を打てなかったものの、ポストシーズンに突入して3試合ですでに3本塁打。10月の到来とともに、昨季のワールドシリーズでの活躍を思い出したかのように本塁打を量産し始めている。新時代の「ミスター・オクトーバー」がワールドシリーズ連覇を目指すアストロズの戦いを牽引している。

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