日鉄住金物産、「子育てサポート企業」に認定 職場復帰しやすい環境など評価

 日鉄住金物産は15日、9月20日付で、厚生労働省から次世代育成支援対策推進法に基づく「子育てサポート企業」として認定され、次世代育成支援企業認定マークである「くるみん」を取得したと発表した。

 「くるみん」認定とは、次世代育成支援対策推進法に基づいた行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、認定基準を満たした上で申請を行うことで、子育てサポート企業として厚生労働大臣の認定を受けることができる制度。

 認定対象となった同社の行動計画・取組みは次の通り。 

 【目標1】育児休業を更に取得しやすく、職場復帰しやすい環境の整備

 ▽取り組み(1)社内研修会にて、育児休業に関わる諸制度の理解を深めるプログラムを実施(2)子が出生した社員およびその上司に対して、利用できる制度を通知する仕組みを導入(3)男性の育児休業取得を促進するための措置の実施。

 【目標2】年次有給休暇取得の促進 

 ▽取り組み(1)アニバーサリー休暇の取得促進を図り、休暇取得可能期間を拡大(2)取得状況をトレースし、取得を促す仕組みを導入 

 【目標3】女性社員の活躍を支援するための研修を実施 

 ▽取り組み(1)女性社員へ、キャリアイメージを形成し更なる活躍を支援するための研修プログラムを実施(2)女性社員の上司へ、女性社員の活躍に向けた育成についての研修プログラムを実施。

日鉄住金物産が企業キャッチフレーズ策定

 日鉄住金物産は15日、来年4月に日鉄物産に社名変更することを踏まえ、企業キャッチフレーズ「道なき四つの未知をいけ。」を新たに策定したと発表した。

 鉄鋼、産機・インフラ、繊維、食糧という四つの領域で、道なき道を究めるプロフェッショナリズムが同社の強みとの考えに立ち、その強みをさらに力強く伸ばしていくイメージを現した。

 加えて、複数の企業が統合した成り立ちから、一人ひとりの個性、ダイバーシティーを認める自由な社風があること。さらにはアジア、ヨーロッパ、オセアニア、アメリカと国境を越え、世界を股にかけてグローバルに事業を展開している特徴も包含するキャッチフレーズとした。

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