日本代表と激突!ウルグアイ代表が誇る「6人のワールドクラス」

16日、埼玉スタジアムで日本代表と対戦するウルグアイ代表。

チームの顔でもあるルイス・スアレスこそ来日メンバーから外れているものの、ロシアW杯メンバー16人を含む強力なメンバーが来日。

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FIFAランキング5位の強豪との対戦はチケットも完売となり満員が予想され、将来を占うチャレンジの場としてこれ以上ない舞台が整った。

今回は、ウルグアイ代表から注目の選手たちを紹介しよう。

FW 背番号21 エディンソン・カバーニ

スアレスが不在ということもあり、日本代表にとっては最もマークしなければいけない存在。

豪快なボレーだけでなく技ありのシュートも得意と、どんな流れからでもどんな体勢からでもゴールに結びつける身体能力はまさに世界のトップレベル。オールラウンダータイプの究極と言えるだろう。

パリ・サンジェルマンではネイマールがCLのツルヴェナ・ズヴェズダ戦でハットトリックを達成。エンバペもリヨン戦で4ゴールを叩き出すなど、最近は彼らの勢いに押されがちな感もあるが、パリで誰よりもゴールを決めているのはカバーニなのである。

吉田、槙野、冨安といった日本代表のセンターバック陣とどんなバトルが繰り広げられるのかが楽しみだ。

DF 背番号3 ディエゴ・ゴディン

攻撃の中心がカバーニなら、守備の中心は主将のゴディンだろう。

今夏からはアトレティコ・マドリーでも新主将に任命され、さらに信頼度が増した守備の要だ。

高さと強さを存分に生かした守備面での安定感はもちろんのこと、セットプレーのチャンスではターゲットとして危険な存在にもなる。

彼が立ちはだかる最終ラインをいかにして攻略するか、またセットプレーではどう止めるのか、ゴディンとの1対1の勝負がそのまま試合の勝敗を左右することになるかもしれない。

現在、代表キャップ数は124。ウルグアイ代表のキャップ数はロシアW杯メンバーだったマキシ・ペレイラの125が歴代最多となっており、日本戦に出場なら1位タイで並ぶことになる。

GK 背番号1 フェルナンド・ムスレラ

ラツィオでスタメンに定着した2009年に代表デビュー。そんな彼も32歳となり円熟味を増した今、ガラタサライでも代表でも不動の正ゴールキーパーとして試合出場を続ける鉄人となった。

ロシアW杯ではグループステージ3戦目のロシア戦で代表100試合を達成。準々決勝のフランス戦では自身のミスによる失点もあり敗れたため一時は評価を落とすこととなったが、それでも信頼が揺らぐことは無い。やはりウルグアイ代表の守護神は彼以外に考えられないだろう。

日本戦はガラタサライで共に戦う長友佑都とのチームメイト対決でもある。長友が攻撃参加した際にどのような絡みが見られるのかにも注目してみよう。

MF 背番号17 ディエゴ・ラクサルト

MF登録ということからも分かるように本職は中盤のダイナモだが、ウルグアイ代表では左サイドバックで定位置を確保しつつある。

2015-16シーズンにローン移籍で加入(その後完全移籍)したジェノアで頭角をあらわすと、労を惜しまないその献身性が評価され今夏ミランに加入。

新天地のミランでも中盤でのスタメン起用だけでなくリカルド・ロドリゲスの代役として左サイドバックでプレーするなど、早速ユーティリティ性を発揮している。

今回の日本代表には酒井宏樹がメンバーに復帰している。マルセイユで攻守両面において欠かせない存在となった彼が出場すれば、ラクサルトとのハイレベルな1対1のバトルを見せてくれるに違いない。

FW 背番号16 ガストン・ペレイロ

現代表のスアレスとカバーニという二枚看板に象徴されるように伝統的にストライカー頼みになる傾向があるウルグアイ代表だが、そんな攻撃陣のアシスト役としての可能性を秘めたレフティーだ。

当時20歳だった2015年夏にオランダの強豪PSVに加入して4シーズン目。この間に2度のエールディヴィジ優勝、自身も3シーズン連続で2桁得点と、常勝チームの中で成長を続けている。

9月にアメリカで行われたメキシコ代表との親善試合で代表初ゴール。代表キャップはまだ3試合と少ないが、先週行われた韓国戦でも73分から途中出場しており、彼の台頭で攻撃に厚みを持たせることができればさらに魅力あるチームになっていくことだろう。

MF 背番号14 ルーカス・トレイラ

カウンターを得意とするウルグアイ代表ではボールを奪って起点のパスが出せるMFの選手が重要となるが、その役目を忠実にこなすことが出来る期待の22歳。昨

シーズン、サンプドリアで評価を上げるとロシアW杯でも全5試合に出場。ポルトガル戦ではロナウド相手に競り合いを挑むなど闘志の強さも披露した。

今夏の急上昇株としてビッグクラブ注目の的となったが、ウナイ・エメリ監督率いる新生アーセナルが獲得。ガナーズでは序盤戦こそ交代出場が多かったが9月以降はスタメンで出場時間を増やしており、連勝中のクラブもトレイラ自身も右肩上がりの成長中の状態にある。

彼のタックルは堂安や中島といった2列目でチャンスを作る選手達にとって脅威となるだろう。

埼玉スタジアム2002で行われる日本対ウルグアイ戦は19時35分にキックオフされる。

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