東洋アルミ本社、高校生が訪問

 東洋アルミニウム(本社・大阪市中央区、社長・山本博氏)は15日、10日に栃木県立真岡高校2年生8人による企業訪問を同社大阪オフィスで実施したと発表した。

 「学校サポートセンター」の協力を得て、企業訪問を通じ社会の産業活動や仕事の多様性を知り、広い知識と視野、柔軟で夢のある職業ビジョンを持つことが目的。

 企業紹介では、企業の仕組み、組織活動などを学習。同時に、同社アルミニウム製品の紹介、顧客のために製品を作ることの楽しさ、研究・開発体制、職場の雰囲気などを幅広く学んだ。ヨーグルトが付かない蓋には、皆が驚いていた。

 高校生からは「フレンドリーな職場で楽しそう」「お客様の要望に応じて製品を作る楽しさを知った。将来はメーカで働きたい」「アルミニウムの製品が作られるまでに、営業、製造、研究開発などの様々な人の関わりや努力があってできあがるのだと実感した」などの声が出た。

 「競合他社との差別化は?」「今後のアルミニウムの活用法は?」などの質問があった。「担当者は丁寧に回答したが、その言葉に真剣に耳を傾ける生徒の皆さんの姿が印象的だった。企業訪問が進路選択に役立つ機会になれば幸い」(同社)という。

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