平和構築への思い伝える 仏イッシー・レ・ムリノー市の副市長 長崎市長に「原爆忘れぬこと大事」

 フランスのイッシー・レ・ムリノー市のアラン・レヴィ副市長ら13人が12日、長崎市役所を訪問し、平和構築に対する思いを田上富久市長に語った。
 一行は9~11日に熊本市で開かれた「日仏自治体交流会議」に参加した後、長崎訪問を希望。同会議は日仏交流150周年を記念した2008年に始まり、両国の地方自治発展に貢献しようと隔年で日仏交互に開催されている。
 一行は「地方自治体レベルで交流を深め、補完し合いながら平和への機運を高めたい」「広島や長崎の原爆のことを忘れないことが大事」などと意見を述べた。田上市長は「長崎で感じたことをフランスで伝えてほしい」と話した。

表敬訪問したフランスのイッシー・レ・ムリノー市のアラン・レヴィ副市長(右から2人目)ら=長崎市役所

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