【ALCS】みたびブラッドリーJr.が躍動 Rソックス王手

【レッドソックス8-6アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

第3戦を制したレッドソックスが2勝1敗と一歩リードして迎えたア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第4戦は、毎回のように得点が入る激しい点の取り合いとなったが、6回表にジャッキー・ブラッドリーJr.の2ランで逆転に成功したレッドソックスが8回終了時点で8対6と2点をリード。最終回はアンドリュー・ベニンテンディの好捕で二死満塁のピンチを切り抜け、3連勝で2013年以来となるワールドシリーズ進出に王手をかけた。

レッドソックスがリック・ポーセロ、アストロズがチャーリー・モートンの先発で始まった一戦は、1回表にレッドソックスが二死2・3塁からラファエル・ディバースのタイムリーで2点を先制。その裏、アストロズは一死1塁からホゼ・アルトゥーベがライトへ本塁打性の打球を放ったものの、ファンが右翼手ムーキー・ベッツの捕球を妨害したとの判定により、アルトゥーベにはアウトが宣告された。

同点弾が幻と消えたアストロズだったが、2回裏にカルロス・コレアのタイムリーでまず1点。3回表には先発のモートンがザンダー・ボガーツにタイムリー二塁打を浴びたところで降板となったものの、その裏にジョージ・スプリンガーのソロ本塁打とジョシュ・レディックのタイムリーで同点に追い付いた。さらに4回裏には伏兵トニー・ケンプが右翼ポール際へのソロ本塁打を放ち、勝ち越しに成功。直後の5回表にレッドソックスはボガーツのタイムリーで同点としたが、先発のポーセロは4回4失点でマウンドを降りた。

5回裏のアストロズはレッドソックス2番手のジョー・ケリーから二死2塁のチャンスを作り、コレアのタイムリーで勝ち越しに成功。しかし6回表、レッドソックスは第2戦で逆転の3点タイムリー二塁打、第3戦でダメ押しのグランドスラムを放っているブラッドリーJr.がライトスタンドへ逆転の2ラン本塁打を叩き込んだ。

7回表にブロック・ホルトの押し出し四球、8回表にJ.D.マルティネスのタイムリーでリードを3点に広げたレッドソックスは、8回裏からクローザーのクレイグ・キンブレルを投入。キンブレルは8回裏に内野ゴロの間に1点を返され、9回裏も3四球で二死満塁のピンチを招いたものの、最後はアレックス・ブレグマンのヒット性の打球をベニンテンディが好捕し、レッドソックスがワールドシリーズ進出にあと1勝と迫る大きな白星を手にした。

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