ベル、ジラルディ、オースマスの3氏がレッズ新監督の候補に

ブライアン・プライスの辞任後、ジム・リグルマンが監督代行として指揮を執ったレッズは、来季に向けて新監督の選考を進めている。MLB公式サイトに入った情報によると、デービッド・ベル、ジョー・ジラルディ、ブラッド・オースマスの3氏が一次面接を突破して二次選考に進んだようだ。

レッズは12人の候補者と一次面接を実施。現時点で一次面接を突破したことが明らかになっているのはベル、ジラルディ、オースマスの3人だけだが、他に二次選考へ進出した候補者がいるかどうかは不明である。また、二次選考へ進出した3氏は他球団の新監督候補にもなっており、争奪戦が展開される可能性もある。

ベルはイチローがメジャーデビューを果たした2001年にマリナーズで正三塁手として活躍した人物であり、現在はジャイアンツで選手育成部門の副社長を務めている。レッズの球団組織では2009年から2012年まで監督を務めた経験があり、ジェフ・バニスターの後任を探しているレンジャーズの新監督候補に挙げられているほか、ジョン・ギボンズを解任したブルージェイズの新監督最終候補の1人にもなっている。

ジラルディは2006年にマーリンズ、2008年からの10年間はヤンキースで監督を務め、日本でもお馴染みの人物。レッズのほか、レンジャーズの新監督候補の1人として面接を受けたことが報じられている。

オースマスは2014年から2017年までタイガースで監督を務め、現在はエンゼルスでビリー・エプラーGMの特別補佐を務めている。エンゼルスは今季限りで退任したマイク・ソーシアの後任探しを進めており、オースマスは有力候補の1人となっている。

現地の報道によると、一次面接を受けた12人以外の候補者が今後浮上する可能性は低く、二次選考に進んだ候補者のなかからレッズの新監督が誕生する可能性が高い。ディック・ウィリアムス選手育成部門社長は今月末までに新監督を決定したい意向を示しているが、低迷の続くレッズを託されるのは誰になるのだろうか。

© MLB Advanced Media, LP.