オリオールズが2回に一挙5点を先制 反撃凌ぎ逃げ切り

【オリオールズ7-5ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

オリオールズは2回表に打者一巡の猛攻で一挙5点を先制するなど、3回までに7点を奪ってヤンキース先発のソニー・グレイをノックアウト。試合終盤にリリーフ陣がヤンキースの反撃に遭い、2点差まで追い上げられたものの、なんとか逃げ切って敵地での2連戦を1勝1敗で終えた。2回表のオリオールズは無死一、二塁からトレイ・マンシーニのタイムリーで先制し、レナト・ヌニェスの2点タイムリー二塁打、ティム・ベッカムの2点タイムリーも飛び出して一挙5得点。3回表にもマンシーニの14号ソロとブレイビック・バレーラのタイムリーで2点を追加した。先発のアレックス・カッブは6回1失点の好投で今季3勝目(14敗)。ヤンキースはグレイバー・トーレスが2本塁打4打点の活躍を見せたが、グレイの乱調が誤算だった。

7月のトレード市場でマニー・マチャド、ケビン・ゴーズマン、ジョナサン・スコープなど多数の主力選手を放出したオリオールズ。マンシーニは「今季は思い通りの戦いができていない。(主力選手の移籍は)ビジネスだとわかっているけど、お別れするのはやっぱり辛いよ」と本音をこぼしつつも、「でも、僕たちは前進しなくてはいけない。今日の勝利は大きいよ」と8月の初戦を白星で飾ったことを喜んだ。一方、ヤンキースではツインズから加入したランス・リンがグレイのあとを継いで2番手として登板し、本拠地で新天地デビュー。4回1/3を無失点に抑える好投を見せ、存在感を示した。

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