ホンダのMotoGPマシンで箱根ターンパイクを攻めたマルケス「チョットデンジャラス」

 MotoGP第16戦日本GP開催に合わせ、神奈川県にあるアネスト岩田ターンパイク箱根(箱根ターンパイク)を走行したマルク・マルケス。そのマルケスに日本GP初日のフリー走行を振り替えりつつ、箱根ターンパイクを走った感想を聞いた。

 MotoGPクラスのフリー走行は、フリー1回目はドライコンディションで行われたが、フリー走行2回目はウエットから徐々に路面が乾いていく、複雑な路面コンディションでのセッションとなった。

 日本GPでタイトルに王手をかけるマルケスは、1回目に1分45秒498を記録。2回目はピットで待機し走行せず、総合4番手で初日を終えた。

 初日のセッションをマルケスはこう振り返る。

日本GP初日を総合4番手で終えたマルク・マルケス

「今朝のドライコンディションでのフィーリングはよかったが、午後は半分ウエット、半分ドライの状態が続いたから、走らないことにした。いつもならこの状況には強いんだけどね」

「FP1では競争力があることを確認し、いいライディングができた。現段階では自分たちがどこにいるのかを理解するのは少し早いが、ドビ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ)が今週末も速いことは分かった」

「とは言え、それは問題ではない。僕たちは常に同じ考え方をキープして仕事を続ける。加速やブレーキング時の安定性など、多くの細かな調整が必要だ。まだまだ改善の余地がある」

■箱根ターンパイクを激走したマルケス

 日本GPのウイーク前、マルケスは箱根ターンパイクを訪れ、MotoGPマシンのホンダRC213Vでターンパイクを走行した。

 その模様は10月26日に公開予定で、SNSでは本編公開前のプレビュー動画がアップロードされていた。

「チョットデンジャラス(笑)」とマルケスはターンパイクを走った感想を語る。

「すごく面白かったよ。山を走ったけど枯れ葉が落ちてたし、路面がウエットとドライが混じったミックスコンディションだったから、少し危険だなと感じた。だけど、(景色が)すごく美しかったし、すごく楽しかったよ」

 果たして本編の動画はどのようなものになっているのか。日本GPでマルケスのタイトル確定と同じくらい、気になるところだ。

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