【WS第5戦】プライス好投&打線4発 Rソックス世界一

【レッドソックス5-1ドジャース】@ドジャー・スタジアム

第4戦を制したレッドソックスが3勝1敗で5年ぶりの世界一に王手をかけて迎えたワールドシリーズ第5戦。レッドソックスは先発のデービッド・プライスが第2戦に続いて好投し、打線はドジャース先発のクレイトン・カーショウに3本塁打を浴びせるなど、計4本塁打の一発攻勢でプライスを援護。8回裏無死1塁からは継投に入り、2番手のジョー・ケリーと3番手のクリス・セールが6者連続三振で試合を締めくくり、レッドソックスは4勝1敗で2013年以来5年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

プライスとカーショウの両先発で始まった一戦は、1回表一死からアンドリュー・ベニンテンディがヒットで出塁し、続くスティーブ・ピアースがセンターへの2ラン本塁打を放ってレッドソックスが2点を先制。しかしその裏、ドジャースはデービッド・フリースが右中間への先頭打者アーチを放ち、すかさず1点差に詰め寄った。ドジャースは3回裏にフリースの打球を右翼手のJ.D.マルティネスが見失って(記録は三塁打)一死3塁のチャンスを得たものの、後続が倒れて無得点。試合はレッドソックスが1点をリードして後半に突入した。

6回表、レッドソックスはポストシーズンに入って不振に喘いでいたムーキー・ベッツが一死走者なしの場面で左中間へのソロ本塁打を放ち、貴重な追加点。7回表には先頭のマルティネスがセンターへソロ本塁打を叩き込み、リードを3点に広げた。その後の一死1・2塁のチャンスは生かせなかったものの、プライスが7回裏を3者凡退に抑え、世界一まであと6アウト。球場には「レッドソックス世界一」のムードが漂い始めた。

8回表、レッドソックスは二死走者なしからピアースがこの試合2本目となるソロ本塁打を左中間に叩き込み、リードは4点に。8回裏の先頭打者を歩かせたところでプライスは降板となったが、7回0/3を投げて被安打3、失点1という見事なピッチングだった。その後は2番手のケリーと3番手のセールがいずれも3者連続三振の快投でドジャース打線を圧倒し、5対1で試合終了。ドジャー・スタジアムのグラウンドには、レッドソックス・ナインによる歓喜の輪が広がった。

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