トッテナム、NIKEと契約中に「hummel」80年代ユニを復刻リリース!

トッテナム・ホットスパーは10月、デザインが懐かしい80年代ユニフォームの復刻版をリリースした。

この復刻版は、一般的に「レトロユニフォーム」と呼ばれる物とは少々様子が異なる。というのも、当時の「メーカーロゴ、スポンサーロゴ、エンブレム」の三拍子揃ったものだからだ。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

通常、エンブレムやスポンサーロゴはライセンス上の問題で、そしてメーカーに関しては現行サプライヤーとの関係などから、この3つの要素が揃うケースは多くない。Nikeと契約中のクラブがHummelのロゴ入りを扱うこと自体、稀なケースと言える。

2018-19シーズンの新ユニフォーム情報はこちら!

Tottenham Hotspur 1985-87 hummel Home Retro Kit

1985-87シーズンのホームキットの復刻版。胸から上のサッシュ(斜線)が特徴的だが、このデザインは今季のサードキットにも取り入れられている。胸スポンサー「HOLSTEN」はビールのブランドで、1983年から95年までと、99年から2002年まででスポンサーを務めた。

86-87シーズンは1部リーグを3位、FAカップは準優勝という成績を残している。

当時の画像と比較しても、復刻版の完成度の高さを確認できる。画像の選手はオズワルド・アルディレス。後に清水エスパルス、横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、町田ゼルビアで指揮を執った。

Tottenham Hotspur 1986-88 hummel Away Retro Kit

便宜上“アウェイ”としているが、実は86-87シーズンに「クラブ史上初のサードキット」としてリリースされ、翌87-88シーズンに「アウェイに昇格」したという、異色の出世ユニ。普通はこの逆のパターンだ。

ネイビーを基調にホワイトとペールブルーの斜めストライプ。このキットは現在でもユニフォームファンに人気が高い。

当時の画像でもやはり格好良い。ただ、有ろうことか当時はレフェリージャージとのキットクラッシュが起きたらしい。

Tottenham Hotspur 1988-91 hummel Away Retro Kit

トッテナムでは伝統のイエローカラーの復刻版アウェイキット。幾何学模様に見える透かしプリントだが、実は大文字でメーカー名「HUMMEL」とプリントしている。

88-89シーズンは1部リーグを3位、89-90シーズンはFAカップを優勝、そして90-91シーズンはFAコミュニティ・シールドを優勝と、使用した3シーズンで立派な成績を残した。

画像のギャリー・リネカーは89-90、90-91の2シーズンで公式戦チーム最多得点を記録(※90-91はポール・ガスコインと同点)。後に名古屋グランパスでもプレーする。

© 株式会社ファッションニュース通信社