CAは旅慣れたお客様はすぐ分かる
毎日のようにフライトしているCAには、「このお客様は旅慣れていらっしゃる」と感じる瞬間がよくあります。
旅行や出張、飛行機での移動に慣れている方は、機内でどのように過ごしているのでしょうか。
CAが通だな、と感じるお客様の行動パターンを知れば、もっと快適に機内での時間を過ごすヒントが見つかるかもしれません。
最初に伝えてくるのは慣れているお客様
出張が多いお客様は、自分なりの機内の過ごし方をお持ちです。
なかでも、機内では睡眠をとって到着後にスムーズに仕事をしたい!と思うお客様は多いもの。
そんなお客様は、飛行機に搭乗されて早い段階で、CAに「機内では睡眠をとりたいので、食事はいりません」ということを伝えてくださいます。
食事はいらない、ということがわかれば、CAもお邪魔をすることはありませんので、静かに睡眠をとっていただくことができます。
事前に食事がいらないことを伝えてくださる方は、かなり旅慣れたお客様だと感じます。
もちろん、お目覚めになってから食事をとられる場合には、そのように伝えていただければ、CAも食事をキープしておくことができますのでご安心ください。
召し上がりたいと思ったときに声をかけていただければ、そのタイミングであたたかいお食事をお出しすることができます。
「時差調整のため機内で寝たいから邪魔されたくない!」なんて思っているときには、CAに早めに伝えてみることをお勧めします。
慣れているお客様はお飲み物の頼み方が違う!?
飛行機のシートベルトサインが消えると、最初に始まるのはお飲み物のサービス。
CAがお飲み物を乗せたカートを持ってお客様のお席に伺います。
その時、メニューには記載されていないけれど実は機内に搭載されているものを頼まれると、「かなりお詳しいお客様だな」と感じます。
メニューには載っていないけれど搭載されている飲み物、というのはそれぞれの航空会社で異なると思いますが、もしもお好きな飲み物があるようでしたら、お気軽にCAに尋ねてみてはいかがでしょうか。
CAはできるだけお客様のリクエストにお答えしたいと思っているので、可能ならメニューになくても出してもらえるかもしれません。
慣れているお客様は知っている!ビールは銘柄まで指定できる
機内での飲み物サービスでは、まずはビールという方も多いのではないでしょうか。
ビールの頼み方でも、実は旅慣れたお客様は少し違います。
お飲み物を尋ねられた時に、ただ「ビール」と頼むのではなく、銘柄を指定していただく方の方が、好みがはっきりされていることを感じますし、慣れていらっしゃるお客様という印象を受けます。
日本の航空会社でしたら、たいていの日本の銘柄のビールは搭載されていますので、ビールはぜひ銘柄指定でリクエストしてみてください。
また、外資系の航空会社でしたら、その国のビールが搭載されていることが多いので、試してみるのもおすすめです。
旅慣れたお客様の行動まとめ
・最初に食事は不要と伝えてくる
・メニューにはないが搭載されているお飲物をオーダーされる
・ビールは銘柄で指定してくる
旅慣れたお客様は、このように自分の心地よいペースをご存知な方が多いです。
飛行機の中という環境で、ぜひご自分のリラックスできるペースを見つけて、楽しんでみてください。