MotoGPマレーシアGP初日:スズキのリンスが好調。中上は両セッションでルーキー首位

 MotoGP第18戦マレーシアGP、MotoGPクラスは、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで1日目の2回のフリー走行を行い、アレックス・リンス(スズキ)が1分59秒608で初日総合トップに立った。

 MotoGPクラスのフリー走行1日目は1回目、2回目共にドライコンディションで行われた。1回目を6番手で終えていたリンスは、2回目のセッション終盤のアタックで1分59秒608を記録してトップに浮上。このタイムが初日のベストとなった。

 総合2番手に1分59秒697でアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)。ドヴィツィオーゾは1回目にトップタイムを記録。2回目は1回目のタイムを更新できず、セッション7番手に終わったものの、1回目に記録したタイムで初日総合2番手。

 総合3番手に1分59秒701でマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスは1回目を10番手で終えていたが、2回目のセッション終盤にリーダーボードのトップに浮上。最後にリンスに逆転されたものの、初日を総合3番手で終えた。

 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が1分59秒767で総合4番手。1回目を2番手で終えていたロッシは、2回目のセッション中盤にリーダーボードのトップに浮上。終盤のアタックではリヤのみにニュータイヤを入れたこともあり、自己ベストの更新はならず、セッション6番手に止まったが、1回目に記録したタイムで初日総合4番手となった。

 2回目のセッション終盤に一度はリーダーボードのトップに浮上したジャック・ミラー(ドゥカティ)だが、最後にマルケス、リンスに逆転されてセッション3番手に。2回目に記録した1分59秒771で総合5番手となった。

 総合6番手に1分59秒802でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、総合7番手に1分59秒811でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、総合8番手に2分00秒159でヨハン・ザルコ(ヤマハ)、総合9番手に2分00秒502でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が続き、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は1回目に記録した2分00秒552で総合10番手。ダニ・ペドロサ(ホンダ)が2分00秒579で総合11番手、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は1回目に記録した2分00秒664で総合12番手。

 中上貴晶(ホンダ)は1回目12番手、2回目11番手、2回目に記録した2分00秒829でルーキートップとなる総合13番手。フランコ・モルビデリ(ホンダ)が2分00秒981で総合14番手、ポル・エスパルガロ(KTM)が2分01秒020で総合15番手に続いた。

 以下、総合16番手に2分01秒230でブラッドリー・スミス(KTM)、オーストラリアGPで負傷し、今レースを欠場するカル・クラッチロー(ホンダ)の代役として参戦するステファン・ブラドル(ホンダ)は、2分01秒313で総合17番手に。総合18番手に2分01秒419でMotoGPクラスでは初のホームレースとなるハフィス・シャーリン(ヤマハ)、総合19番手に2分01秒684でカレル・アブラハム(ドゥカティ)が続き、スコット・レディング(アプリリア)は2回目に2コーナーで転倒、2分01秒690で総合20番手に。総合21番手に2分01秒743でトーマス・ルティ(ホンダ)、総合22番手に2分01秒900でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)、総合23番手に2分01秒940でティト・ラバット(ドゥカティ)の代役ジョルディ・トーレス(ドゥカティ)の順で続いた。

 タイGPで負った左手首の負傷で、日本GPとオーストラリアGPを欠場したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は、メディカルチェックを受けて今レースで復帰したが、1回目に13周を回って24番手、2回目は9周に止まり24番手と、2セッション共最下位で終え、1回目に記録した2分03秒204で総合24番手で初日を終えた。

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