ヴィエラ&ジウベルト・シウバ級!? アーセナルで進化するボランチコンビ

アーセナルの新戦力ルーカス・トレイラ photo/Getty Images

パトリック・ヴィエラ、ジウベルト・シウバらがいた最強時代のアーセナルにはまだ敵わないかもしれない。しかし、今のアーセナルでは中盤が1つのストロングポイントとなりつつある。

称賛されるべきはグラニト・ジャカ、ルーカス・トレイラの2人で組むボランチだ。この2人は非常に重要な役割を担っており、ジャカはアーセナルの選手内ではトップとなる73回のボールリカバリーを記録。トレイラも68回の数字を残している。中盤でボールを回収できているケースが増えているのは間違いない。

またトレイラは18度ものインターセプトを記録しており、プレミアトップ6のMFとしては最多の数字となっている。近年のアーセナルは中盤の守備が脆いと言われたが、2人の活躍で中盤の守備は安定してきている。

さらにジャカはMFの選手としてはチェルシーのジョルジーニョに次いで2番目に多い857本のパスを記録しており、ポゼッションの面でも重要な役割を担う。1‐1で引き分けた先日のリヴァプール戦もポゼッション率は61%を記録しており、リヴァプール相手にしっかりとボールを支配できていた。

ウナイ・エメリ体制はまだスタートしたばかりだが、ここまでの立ち上がりは順調と言えよう。彼らがヴィエラやジウベルト・シウバほどの存在感を放つMFになるかは分からないが、2、3年後が楽しみなコンビになってきている。

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