JFEエンジ、食品リサイクル発電「Jバイオ横浜」が本格稼働

JR東日本と協業、3千世帯分供給

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 JFEエンジニアリング(社長・大下元氏)とJR東日本(JR東)などが共同で設立した食品リサイクル会社「Jバイオフードリサイクル」(本社・横浜市、社長・蔭山佳秀氏)は6日、処理過程で発生するバイオガスを利用した発電施設の横浜工場で発電式を開催した。式典には大下社長ら関係者約80人が参列し、本格稼働を祝った。

 JバイオはJFEエンジと完全子会社のJFE環境(社長・櫻井雅昭氏)、JR東と子会社の東日本環境アクセスが出資。横浜工場はJFEエンジ鶴見製作所に隣接し、設計と建設も同社が担った。投資額は約30億円。

 横浜工場ではJR東の駅ビルや近隣の食品工場から排出される食品廃棄物を受け入れ、1日80トンまで処理。粉砕などの前処理後に発酵させて燃料のメタンガスを生成し、消化ガス用エンジン(出力900キロワット)2基で一般家庭約3千世帯分に相当する年間約1100万キロワット時を発電、全国に電力供給する。

 汚水も分解処理して再利用し、残ったプラスチック片などは隣接のJFE環境のごみ処理炉で焼却する。

 既に廃棄物は8月から受け入れを開始。初年度は1日48トンだが、3年後にはフル稼働を目指し、処理費や売電収入で年商10億円を狙う。