「まつり起業祭八幡2018」3日間で67万人来場 八幡製鉄所旧本事務所見学会に800人

 北九州市八幡東区の大谷球場周辺をメイン会場にした「まつり起業祭八幡2018」が、今年も11月2日から3日間にわたって開催され、67万人が来場した。官営八幡製鉄所の作業開始式から始まった起業祭は、今年で118年目。八幡製鉄所の冠が外れて市民の祭りとなって33周年。市民参加型の秋祭りとして定着している。

 今回は、戸畑地区での「高炉・熱延工場見学会」は実施されなかったが、世界文化遺産に登録された「八幡製鉄所旧本事務所」の見学会が3日に行われた。内装工事のため外観のみの見学となったが約800人が参加した。

 3日から4日にかけては、東田大通り公園を舞台にした「第12回八幡東田ウルトラ25時間駅伝大会」が盛大に行われた。今回は46チーム、約3500人が参加。25時間という長丁場を、タスキをつないで、それぞれの〝絆〟を深めた。

 鉄鋼関連では、日本鋳鍛鋼駅伝部、新日鉄住金八幡製鉄所電磁鋼板工場ふたば会、新日鉄住金エンジニアリング、チーム吉川工業、日鉄住金物流八幡、NSスラグ製品&清新産業、新日鉄住金ステンレス、三島光産なんちゃって駅伝部、黒崎播磨セラコーポが参加。黒崎播磨セラコーポは136人でエントリーし、364周(1周約800メートル)を回って4位に入賞した。

© 株式会社鉄鋼新聞社