合同製鉄、朝日工業との連携で商品拡充など4点

 合同製鉄(社長・明賀孝仁氏)は12日、都内で18年4~9月期の決算説明会を開催した。来年2月にTOBを予定する朝日工業との連携について、明賀社長が「具体的な取り組みは4点ある」と語り、(1)鉄鋼販売の方針・施策の共有化(2)製造設備・技術・立地など経営資源の活用(3)商品メニュー拡充(4)購買や物流面でのコスト削減を挙げた。商品拡充に関しては、合同がネジ節鉄筋の取扱いを開始するほか、構造用鋼では合同・姫路から朝日への半製品供給と新商品開発を見込んだ。

 4~9月の単独ベースの出荷量54万トンの内訳は、線材が14万トン(前年同期比横ばい)、形鋼が11万2千トン(同3・6%増)、構造用鋼が11万4千トン(同3・9%増)、鉄筋棒鋼が16万トン(同12%増)、仕入れ製品が1万4千トン(同3%減)だった。

 下期の販売量は55万2千トンを想定。メタルスプレッドは4万600円と上期比2100円の拡大を見込んだ。

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