「わくわく乗船券」長崎―鯛ノ浦航路もきょうから販売

 長崎県と長崎県観光連盟は15日、国境離島新法に基づく国の交付金を生かし、個人・グループ旅行者の離島航路の往復運賃を実質的に値引きする「長崎しま旅 わくわく乗船券」について、長崎-鯛ノ浦(新上五島町)航路での販売を16日から長崎港ターミナルの乗船窓口で開始すると発表した。来年2月28日まで。
 同乗船券は、既に10月31日から九州商船、九州郵船、野母商船が運航する13区間を対象に販売を始めていた。一方で、経営破綻した五島産業汽船(新上五島町)から同名の新会社が長崎-鯛ノ浦航路を引き継ぎ運航を再開しており、乗船券の印刷など準備が整ったことから「わくわく乗船券」の対象に追加した。
 往復運賃やクーポン相当額を含め、長崎-鯛ノ浦航路の同乗船券の販売額は中学生以上8600円、小学生以下4350円。新上五島町では星空ナイトツアーや五島手延べうどん工場見学など17種類の体験プログラムを用意している。

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