【ひたちなか市長選挙】新人2名による選挙戦に。久須美忍氏VS 大谷明氏

11月11日に告示されたひたちなか市長選には、自民党・国民民主党の2党が推薦する久須美忍(くすみ・しのぶ)氏(54)、大谷明(おおたに・あきら)氏(45)の無所属新人の2名が立候補しました。投開票は11月18日に行われます。

今回の争点はまちづくり、医療・福祉、子育て政策などが中心と考えられます。

夢と希望に満ちた国際港湾公園都市の形成を目指したい。久須美忍氏

久須美氏は茨城大学人文学部卒業。1988年に茨城県庁に入庁し、つくばエクスプレス整備、沿線開発、茨城空港開港準備、企業誘致、日製ひたちなか総合病院整備、ドクターヘリ導入、東日本大震災時の災害医療対応などに従事。これまで空港対策室係長、知事直轄主任政策員、医療対策課課長補佐、笠間市副市長を歴任しました。

久須美氏は政策「くすみ忍が目指すひたちなか7つの将来像」を掲げました。

1.子育て支援と教育の充実
放課後児童クラブ(学童保育)の対象年齢を小学6年生まで拡充、小中学校へのエアコン配置及びトイレの様式化 など

2.持続可能な保健・医療・福祉システムの構築
子育て安心サロンの設置、高齢者の送迎支援サービス(乗り合いタクシー)の導入 など

3.世界に誇れる国際港湾公園都市「ひたちなか」の実現
クルーズ船誘致、航路拡充による取り扱い貨物量の増、次世代型ビジネス産業の誘致 など

4.滞在型・周遊型観光の推進
観光戦略の機能を担う専門部署の設置、ひたちなか海浜鉄道の延伸と周遊性向上 など

5.地元特産品(干しいもなど)のブランド化・儲かる農水産業の確立
儲かる農水産業への支援、食と観光を最大限に活かした道の駅の整備 など

6.道路交通網の整備推進
常陸那珂港と常磐自動車道とを結ぶ地域高規格道路の整備、生活道路の舗装・側溝整備・狭あい道路の拡幅整備 など

7.安全安心で快適な質の高い生活や多様な産業が育つ活力あるまちづくり
東海第二原発への対応、中小企業支援・ベンチャー企業育成 など

一歩先行く「もっと」の価値づくりにチャレンジしたい。大谷明氏

大谷氏はひたちなか市出身、中央大学経済学部国際経済学科卒業。1995年に株式会社読売広告社に就職し、13年間営業職に従事しました。2008年に松下政経塾に入塾し、地域主導の地域活性化について研修活動を行いました。2010年に茨城県議選に初当選。2014年にひたちなか市長選に立候補しましたが、落選しました。今回は2度目の市長選への挑戦となります。

大谷氏は以下の「政策アイディア」を掲げました。

1.医療・介護・福祉先進の街
医療・介護・福祉を担う人材育成のための学校誘致、早急な地域包括ケアシステムの確立 など

2.みんなが生涯いきいき暮らせる街
運転免許返納後の外出&買い物ニーズへの対応、高齢者住み替え支援制度の推進 など

3.子育て世代に選ばれる街
さらに利用しやすい学校学童の確立、考える力と創造力を育む幼児教育の推進 など

4.教育・文化・スポーツに力を入れる街
インクルーシブ教育(障がいに関係なく一緒に学べる教育)の検討、市立小中学校の教室へのエアコン導入 など

5.地域経済が元気な街
地元の農水産品の消費拡大&PRに注力、新光町・ひたちなか地区の土地活用を積極的に提案 など

6.これからも発展しつづける街
ひたちなか海浜鉄道湊線に関するさらに一歩進んだ議論、湊地区・佐野地区等のさらなる発展 など

7.観光でにぎわう街
おみやげ開発プロジェクト推進、ミュージシャンを呼べるライブホールの誘致 など

8.もっと挑戦する市役所
民間企業と協業できるシステムづくり、「市民マーケティング課」の設置

 

ひたちなか市長選挙の投開票は11月18日(日)に行われます。4年に1度しかない、市長を選ぶ貴重な機会です。ぜひ投票所へ足を運んでください。期日前投票や当日の投票所についてはひたちなか市選挙管理委員会のページをご確認ください。

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