接待飲食店の営業時間 諫早など5地区緩和へ 県議会議案発表

 長崎県は16日、27日開会予定の定例県議会に提出する総額約34億6100万円の本年度一般会計補正予算案など28議案を発表。キャバレーなど接待飲食店の営業時間について、長崎市と佐世保市の2地区以外に、新たに諫早市や大村市などの5地区も午前2時まで営業できるようにする条例改正案を盛り込んだ。
 風営法に基づき女性従業員らが客に接待するキャバレー・クラブなどの営業時間は原則午前0時までと定められているが、2016年の県条例改正で長崎市銅座・思案橋地区と佐世保市京町・山県地区は特例的に午前2時まで営業が認められていた。ただ、他地区の飲食業者からも営業時間延長を求める声が出ていた。
 新たに営業時間が午前2時までに緩和されるのは▽長崎市浜口地区▽諫早市諫早駅前地区と本町地区▽島原市高島・中堀地区▽大村市本町地区▽五島市福江地区。店の明るさや面積などが一定の要件に当てはまるスナックやバーなどの営業時間も午前0時までから午前1時までに延びる。
 補正予算案には大村市内で2021年度供用開始を見込む県立の食品加工センターの整備費(約1200万円)、県立特別支援学校5校へのエアコン設置・更新費(約1億5500万円)も盛り込んだ。

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