ネツレン、熱処理異形鉄筋「ダブルスターク」が高層マンションで採用相次ぐ

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 ネツレンの熱処理異形鉄筋「ダブルスターク」の高層マンションでの採用が相次いでいる。軽量化や施工費の削減につながり、居住空間の拡大で快適性が高まるといった利点が市場から高い評価を受け、7月の神奈川県海老名市に続き、東京都江東区や千葉県鴨川市などで納入が決まっている。

 22日に本社で開催した決算説明会で明らかにした。ダブルスタークをめぐっては、適用範囲の拡大を視野に構造性能確認の実験に臨むほか、設計施工指針の確立を進めるなどさらなる普及に向けた環境整備に当たっている。

 ダブルスタークは普通強度の鉄筋を誘導加熱で部分的に高強度化した独自開発製品。1本の鉄筋で普通強度と高強度の二つの強度があり、国土交通大臣の材料認定を取得している。普通強度の鉄筋に比べ使用量が30~40%減り、梁と柱を接合する部分の損傷を抑制でき、曲げ強度の比について特別な検討が要らないといった利点をもつ。