児童生徒の健康問題考える 県学校保健・学校安全研究協議大会

 児童生徒の健康問題などについて考える県学校保健・学校安全研究協議大会(県教委、県学校保健会など主催)が22日、諫早市宇都町の諫早文化会館であり、県内小中高校の教職員や学校医ら約200人が参加した。
 長崎大の小原達朗名誉教授(68)が「子どもの心とからだの発育・発達とトレーニング」と題して特別講演。近年の社会環境や生活環境の急激な変化が、児童生徒の心身に大きな影響を及ぼしているとし、「正しい生活習慣形成や体験活動など、学校や家庭、地域がより良い環境づくりに取り組むことが必要」と述べた。
 分科会では、スマートフォン普及に伴う睡眠時間減少など、児童生徒の健康問題などについて協議し、理解を深めた。学校保健分野などで優秀な取り組みを推進した学校や個人への表彰状贈呈もあった。

表彰状を受け取る関係者(右)=諫早市、諫早文化会館

© 株式会社長崎新聞社