【弥富市長選】11年振りの選挙戦に。安藤正明氏 VS 江崎貴大氏 VS 平野洋氏

11月25日に告示された弥富市長選には、安藤正明(あんどう・せいめい)氏(56)、江崎貴大(えさき・たかひろ)氏(29)、平野洋(ひらの・ひろし)氏(71)の無所属新人の3名が立候補しました。投開票は12月2日に行われます。

前市長の辞職に伴う今回の選挙は、前市長の路線継続の是非、まちづくり政策、産業振興などが主な争点と考えられます。

弥富の魅力を発信し、にぎわいを生み出そう。安藤正明氏

安藤氏は愛知学院大学卒業。2011年および2015年の愛知県議選に自民党公認候補として立候補し、いずれも当選しています。これまで名港管理組合議会港営建設委員長、県議会農水委員長、県競馬組合議員を歴任しました。

安藤氏は前市長の市政を継続したい考えを示し、政策「歴史・伝統・文化に学び 新しい『弥富市』へチャレンジ!」を掲げています。

◎健やかに暮らせる、安心で安全なまち
健康寿命を延ばすための市民参加型のスポーツを通じた健康づくりへの取り組み等の推進、地域包括ケアシステムの一体的な実施、義務教育における経済格差解消 など

◎地域産業が元気で生き生きと働けるまち
農林水産業や観光の振興 など

◎人が行き交い、魅力と賑わいあふれるまち
公共施設の複合化・統合による公共サービスの質の向上、自分の命・財産は自分で守る「自助」、次に、地域での助け合いによる「共助」、最後に行政による「公助」の三位一体の取り組みによる災害に強いまちづくり など

市民・企業・役所・議会を「チーム弥富」に変え、市政を「市民中心」へ。江崎貴大氏

江崎氏は弥富市出身、早稲田大学卒業。テレビ番組制作会社業勤務、衆議院議員秘書を経て、2016年の弥富市議選に初当選を果たしました。

江崎氏は政策「弥富新時代」を掲げました。

◎「意識」をかえる
・「会いに行ける」市長を目指す。
・「待ち」の市政から「提案」の市役所へ。
市役所の「見える」化、窓口サービスの向上など

◎「未来」をかえる
・市独自の「学習指導員」の新設など、弥富の教育「偏差値」の向上を目指す。
・一生住み続けたいまち・弥富を目指し、高校生と共に新たな視点から未来の弥富をつくる。
・市独自の奨学金制度をつくる。
・空き家の福祉施設としての活用などを市役所が仲介。民・官連携で高齢者見守りサービスなどの実施。

◎「まち」をかえる
・「弥富といえば金魚」から「金魚といえば弥富」にかえる。
・農地にかかる排水機の費用負担をゼロにする。
・テレビ・映画撮影ロケを積極的に誘致する。
・ハザードマップを活用した防災対策をする。

新しい目で、弥富市の良いところを伸ばし、新しい芽を育てよう。平野洋氏

平野氏は早稲田大学卒業。1973年に愛知県に入庁し、計画策定、愛知環状鉄道第3セクター化、中部国際空港建設推進、産業労働センター(PFI手法)建設など主に企画行政に携わりました。愛知県産業労働部長、財団法人あいち産業振興機構理事長、愛知県収用委員会委員、中京大学講師などを歴任しました。

平野氏は今回の選挙において「6つの柱の地域づくり」による「市民総充実社会の実現」を基本とする「新世紀弥富・まちづくり夢ビジョン」を掲げました。

・ワイガヤ界隈づくり
駅周辺などを核に、老若男女、様々な人々がワイワイガヤガヤと気楽に集える界隈づくり。
・弥富人材育成ビジョン
社会の変革に的確に挑戦できる人材育成を目指して、義務教育と連携するプランを構築。
・爺ちゃん婆ちゃん安心プランの作成
独居高齢者、高齢夫婦のみの生活支援など。
・弥富景観モデル地区構想
弥富を代表するような水辺空間、農家住宅景観、田園景観などを選び、モデル地区として評価し、質的なアップを図る。
・田園水郷パーク構想
水郷資源を活かし、田園環境と調和した憩いの公園空間をネットワーク的に創る。
・弥富ブランド構築戦略
市内で生産される金魚始め花卉、野菜などの特産品・農作物のブランド価値向上戦略構築。
・持続的先進農業経営ビジョン
農地所有と経営の分離の現実を踏まえ、農家・大規模経営体・地域社会の安定の三方一両得の仕組みを推進。
・ロジスティックパーク構想
名古屋港臨海のパワーをしっかりと受け止める物流基地整備の検討。

弥富市長選挙の投開票は12月2日(日)に行われます。4年に1度しかない、市長を選ぶ貴重な機会です。ぜひ投票所へ足を運んでください。期日前投票や当日の投票所については弥富市選挙管理委員会のページをご確認ください。

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