2018年は最優秀ゴールを決めた選手に贈られる「プスカシュ賞」をリヴァプールFWモハメド・サラーが受賞したが、この選出に異議を唱える人も少なくなかった。サラーのゴールも見事だったが、もっと美しいゴールがあったのではないかと誰もが考えたのだ。
その1つが、レアル・マドリードFWガレス・ベイルがチャンピオンズリーグ決勝のリヴァプール戦で決めたオーバーヘッドシュートだった。左サイドからマルセロが上げたクロスに左足で合わせたシュートはスピード、コースともに完璧で、リヴァプールを粉砕する一撃となった。
英『FourFourTwo』によると、ベイルは今でも自身のゴールがプスカシュ賞にふさわしかったと信じているようだ。
「プスカシュ賞でなかったのは正直驚いたよ。サラーのゴールは素晴らしかったけど、賞の価値が落ちたように感じた。僕のゴールは感覚的なものだった。体のポジションもフットワークもよく、インパクトも完璧だ。シュートした瞬間に入るチャンスがあると分かったんだ。見てもらえば、僕がすぐにボールの方を向いていると分かるはずだよ。どこに飛んでいくか分かったんだ」
「あれが僕のベストゴールと言わないといけないね。スペイン国王杯の決勝バルセロナ戦で決めたのも好きだけど、チャンピオンズリーグ決勝という大舞台だからね。クラブの世界では最大のステージだ。あれがベストだよ」
マルセロのクロスも低弾道のものだったため、合わせるのはかなり難しかったはずだ。難易度、大舞台でのゴールだったことを考えると、ベイルのゴールはプスカシュ賞にふさわしかったか。