元エンゼルス・バルブエナら2名が交通事故により死亡

現地時間12月6日、今季エンゼルスで大谷翔平とともにプレイし、現在はフリーエージェントのルイス・バルブエナ内野手と、元メジャーリーガーで日本プロ野球でのプレイ経験もあるホゼ・カスティーヨ内野手が、母国ベネズエラで交通事故により亡くなったことが明らかになった。両者が所属していたベネズエラ・ウィンターリーグのチームによると、両者は6日の試合が終わったあと、事故に遭った模様。現地の情報によると、この2名以外に元メジャーリーガーのカルロス・リベロ内野手を含む2名が同乗していたようだが、その2名は生存しているという。

現地の報道によると、今回の事故の原因は岩が道路に転がってきて、その岩に4人が乗っていた車が衝突したことだという。ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「ルイス・バルブエナとホゼ・カスティーヨが亡くなり、我々のスポーツにとって非常に悲しい日となってしまった」と大きな悲しみを声明文のなかで発表。両者がこれまでに所属したチームや元同僚などから多数の追悼コメントが寄せられた。

33歳のバルブエナは直近2シーズンをエンゼルスで過ごし、今季は大谷とともにプレイした。今季は96試合に出場したものの、打率.199、9本塁打、33打点に終わり、8月に解雇。その後はどの球団とも契約せず、フリーエージェントの状態が続いていた。バルブエナはエンゼルスのほか、マリナーズ、インディアンス、カブス、アストロズでのプレイ経験があり、通算11シーズンのメジャー生活で打率.226、114本塁打、367打点をマーク。陽気で同僚から愛される存在だった。

37歳のカスティーヨは2004年から2008年まで5シーズンにわたってパイレーツ、ジャイアンツ、アストロズの3球団でプレイ。メジャーでは通算打率.254、39本塁打、218打点をマークした。その後、2009年は台湾・統一、2010年は横浜ベイスターズ、2011年は千葉ロッテマリーンズでプレイ。日本球界からも早すぎる死を悔やむ声が上がっている。

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