5年前のD・コスタがいれば…… アトレティコに足りない頼れる”9番”

アトレティコで成功できなかったジャクソン・マルティネス photo/Getty Images

現在首位バルセロナと勝ち点差3の3位につけているアトレティコ・マドリードには、十分優勝を狙うチャンスがある。しかし、そのためには攻撃陣の爆発が欠かせない。

スペイン『MARCA』が嘆いているのは、頼れるエースストライカーの不在だ。アントワーヌ・グリーズマンも得点を奪える選手だが、同メディアはグリーズマンを9番タイプの選手とはカウントしていない。純粋なセンターフォワードがアトレティコに不足していることを嘆いているのだ。

アトレティコが優勝した2013-14シーズンには、ジエゴ・コスタが絶好調だった。当時も堅守が優勝のベースになったのは間違いないが、当時コスタはリーグ戦で27得点も奪っている。この得点数こそが格下から勝ち点3を奪い続けることができた秘訣だ。

同メディアはこの時のコスタ以降、アトレティコには頼れる9番がいないと指摘している。2014年にはマリオ・マンジュキッチがやってきたが、1年でユヴェントスへ去った。レンタル移籍を続けているルシアーノ・ビエット、結果を出せず中国へと渡ったジャクソン・マルティネス、2016年に加入したケビン・ガメイロ、そして今夏のニコラ・カリニッチと、期待外れに終わったFWが多い。

今はジエゴ・コスタがアトレティコに復帰しているが、そのコスタも2013-14シーズンほどの切れ味はない。頼れるセンターフォワードさえいれば今季の混乱したリーガ・エスパニョーラを制覇できる可能性は飛躍的に高まるのだが、今のチームにはそれが不足してしまっている。

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