JR東海 ハイブリッド方式 次期特急車両のデザインコンセプト発表

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2019年末に試験走行車がテスト開始

JR東海は、現在特急「ひだ」「南紀」に使用中の85系気動車に替わる新型ハイブリッド方式車両のデザインを発表しました。試験走行車は2019年末からの走行試験を予定しています。

飛騨・南紀をイメージした「和」がデザインコンセプト

《エクステリア》
「漆器の持つまろやかさや艶のある質感」をコンセプトとし、特に先頭車の前面、上部、照明を滑らかな曲線形状にすることで「和」を表現するとともに、車両の前面から側面に繋がるオレンジ色の帯を曲線にして「躍動感」を表現しています。※トップ画像参照

《インテリア》
グリーン車は「落ち着いた上質感」、普通車は「明るいワクワク感」をテーマとしています。
さらに、室内に木目調の内装材を採用することで「木のぬくもり」を演出しています。

《利便性を向上させる車両設備》

安全性向上に導入される新技術

エンジンで発電した電力と蓄電池に貯めた電力を組み合わせ、モーターを回して走行することで、安全性・快適性の向上や環境負荷の低減が期待できるハイブリッド方式に加え、以下の装置を導入し、安全性をより向上させるとしています。

①一体成型による新型台車枠
溶接箇所を少なくし、重要溶接部を約6割削減(※)します。※313系電車との比較

②振動検知装置
台車等の振動状態を常時監視し、異常が発生した場合に迅速に検知します。

③車両・地上間のデータ通信
車両状態のデータを車両基地等に送信し、メンテナンスに活用することで異常の発生を抑制します。また、ダイヤが乱れた時に運行情報を客室内の案内表示器に表示することで、お利用者への案内を充実させます。

今後の予定

2019年末の試験走行車完成後、1年間を目途にハイブリッド技術の確立に向けた基本性能試験、長期耐久試験等が実施されます。

量産車は2022年度を目標に投入の方向で検討が進められます。


時代の趨勢とは言え、エンジンを響かせる気動車が消えていくのは個人的に寂しい気もします。ディーゼルエンジンの排気臭も懐かしく感じられる様になるのでしょうか。