チャンピオンズリーグのグループステージが終了し、ベスト16が出揃った。開幕前に優勝候補と言われていたチームは順当に勝ち上がったが、今最も強いチームはどこなのだろうか。英『Squawka』がグループステージの戦いぶりから16チームを順位付けしている。
16位:シャルケ
15位:ローマ
14位:リヨン
13位:マンチェスター・ユナイテッド
12位:レアル・マドリード
11位:バイエルン
まず16位から10位はこうなった。何と言っても注目すべきはレアルが12位にいることだ。レアルはチャンピオンズリーグを3連覇しているチームだが、グループステージではCSKAモスクワに0-3で敗れるなど不安定なところも目についた。レアルと同じグループだったローマも同じで、両チームとも快適な戦いだったとは言い難い。同メディアはレアルの4連覇は起こりそうもないと見ている。
バイエルンも同じで、グループステージで黒星はなかったもののアヤックスには敗れる一歩手前まで追い詰められた。グループ首位通過は少し幸運なところがあり、やはりまだチームは混乱の中にある。
10位:トッテナム
9位:FCポルト
8位:アヤックス
7位:アトレティコ・マドリード
6位:パリ・サンジェルマン
気になる存在はアヤックスだろうか。アヤックスはグループEをバイエルンに次ぐ2位で突破したが、同メディアはバイエルンより印象的だったと完成度を評価している。若手とベテランが融合しており、ベスト8入りも夢ではない。
パリ・サンジェルマンはグループステージでは最多となる17得点を挙げるなど破壊力は抜群だが、やや不安定なところがある。9失点しているのは気になるところで、優勝するためにはもう1ランク上のパフォーマンスが必要と同メディアは見ている。
5位:リヴァプール
4位:ユヴェントス
3位:ドルトムント
2位:マンチェスター・シティ
1位:バルセロナ
リヴァプールは何とも典型的な勝ち上がり方をしたチームだ。ナポリ、パリ・サンジェルマンと同居するグループCを2位で通過したが、ホームでは全勝、アウェイでは全敗という内容だった。もちろんアウェイの戦い方は改善する必要があるが、アンフィールドを要塞化できているのは大きなアドバンテージになる。ホーム&アウェイの戦いにおいてホームの無敵感は重要だ。
3位にドルトムントが入っているのも興味深い。国内リーグでの好調をそのまま繋げることができており、堅守で知られるアトレティコ守備陣を粉砕するだけの破壊力を持っている。決勝トーナメントで誰も対戦したくない相手と伝えられており、今のドルトムントならどこが相手でも大量点を狙えるだろう。
そして1位はバルセロナだ。トッテナム、インテル、PSVが同居する死のグループBを無敗で突破しており、やはりリオネル・メッシが好調なバルセロナは強い。昨季は準々決勝でローマにまさかの逆転負けを喫したが、守備さえ安定させることができればベスト4入りは確実に狙えるはず。グループステージ終了段階では最強のチームか。
ベスト16のクジ運も上位進出のカギとなるが、最後に笑うのはどこなのか。リヨンやアヤックス、ポルトといった伏兵の奮闘にも期待したい。