プレミアリーグ第17節が現地時間16日に行われ、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドによる”ナショナル・ダービー”が実現した。毎回のように白熱した試合を演じる両チームの対戦は、今回も壮絶な死闘となった。
【プレミアリーグ】意地と意地がぶつかり合う”ナショナル・ダービー”勃発！名将二人は実は仲良し？ 第17節プレビュー ～part3～
前節マンチェスター・シティを抜いて首位に浮上したリバプール。リーグ戦ホームで4試合勝てていないユナイテッド相手だったが(2分け2敗)、今季プレミア未だ無敗の勢いそのままに序盤から攻勢に出る。ユルゲン・クロップ監督が得意とする”ゲーゲンプレス”で高い位置でボールを奪い、開始10分以内で複数の決定機を演出。すると24分、ファビーニョが絶妙な浮き球のパスをディフェンスラインの背後に送ると、胸でトラップしたサディオ・マネが豪快に左足を振り抜き、リバプールが先制に成功する。しかし、このままリバプール圧勝と終わらないのが伝統の”ナショナル・ダービー”である。33分にここまでほとんどボールを触ってなかったロメル・ルカクがペナルティエリア左で抜け出すと、左足をクロスをGKアリソンがファンブル。こぼれ球をジェシー・リンガードが押し込み、同点で試合を折り返す。
後半に入ってもリバプール優勢は変わらないが、ユナイテッドの守備陣が高い集中力を発揮して、ゴールを奪うの事がより困難になってしまう。そこでクロップ監督は、70分にジェルダン・シャキリを途中投入。するとこの采配がズバリ的中する。73分にマネがドリブルでペナルティエリア内に進入して左足でクロスを供給。DFに当たりコースが変わったボールにシャキリが反応し、右足を振り抜いて勝ち越し弾を奪取。リバプールが再びリードを広げる。さらに80分、シャキリがペナルティアーク内からダイレクトでシュートを放ち、DFに当たってゴールに吸い込まれ勝負あり。苦手ユナイテッドを克服したリバプールが首位をキープした。
