韓国ポスコは２０日、組織改編や定期役員人事を発表した。来年１月２日付となる。新設した新成長部門長にＬＧテレコムのマーケティング室長などを務めた呉圭錫前ＤＡＥＬＩＭ産業社長を抜てきするなど外部人材を積極的に採り入れた。
組織改編では鉄鋼部門を鉄鋼・非鉄鋼・新成長の３部門に改編。非鉄鋼部門は大宇・建設・エネルギー・ＩＣＴ、および国内における非鉄鋼グループ企業の成長戦略策定と事業管理を担当する。新成長部門は、グループレベルで重点的に推進する２次電池材料事業など、将来の成長エンジンの発掘・育成を担う。新成長部門の傘下には、ベンチャーの育成や地域経済の活性化と青年失業問題を解決する「産学研協力室」を新設する。
「共に発展する企業市民」の経営理念を実践するため、ＣＥＯ直属で「企業市民室」を設置する。また、製鉄所には安全・環境・エネルギーを担当する副所長職を浦項・光陽製鉄所に新設する。このほか、ポスコジャパン社長も務めた柳誠副社長は退任し、グループ研究機関の浦項産業科学研究院院長に就く。
その他の主な人事は次の通り。
【新規選任】
▽生産本部長金學童▽産学官協力室長パク・ソンジン▽ポスコ経営研究院長張允鍾
【昇格】
▽副社長購買投資本部長兪炳玉▽副社長技術研究院長崔州▽副社長光陽製鉄所長李時雨▽副社長ポスコチャイナ中国代表法人長鄭昌和▽專務自動車素材マーケティング室長尹良洙▽専務労務協力室長金順基▽専務非鉄鋼事業管理室長李田赫▽専務販売生産調整室長金福泰▽専務熱延線材マーケティング室長千聖來▽専務光陽製鉄所行政担当副所長金正洙▽専務鉄鋼企画室長金光武▽常務金（ヨウ）洙・鄭大亨・千時烈ほか２０人▽常務補愼亨九ＰＯＳＣＯ Ｊａｐａｎ ＰＣ社長ほか２７人
